美しい放散虫たち(2巡目)19-21
美しい放散虫たち(2巡目)19-21
タマちゃん容器に茶色い浮島ができたので珪藻かな〜と見てみたら、予想以上にひしめき合ってます。
みんな元気だわ〜(^^)
どうやらカタオワムシMonommataさんと思しきお方。
長〜い趾(あしゆび)に柔らかな体。
弧を描いて優雅に去っていきました。
[余談]現在mScopePalの改修作業中。次バージョンでは撮影モードやホワイトバランス値が保存できるようになる見込み(^^)
久々にトラケリウスを発見。
大きさは270µmくらい。Trachelius ovumでしょうか。
「象の鼻」の根元に、ろうと状の細胞口がはっきり見えます。
師走の風は寒い
宇宙を見る
小容器の一つは今こんな感じ。
主は、フトオケブカミジンコIlyocryptus。
ひょこひょこした動きで、泳ぎはへたっぴ。たいてい土の間でもぞもぞしてます。
(オカメさんちに居候だったはずが、気づいたらフトオさんちになってました)
しかしよく見ると…もしや主は大増殖中のバキラリアBacillariaの方?
(輝く細いものがたくさん動いてるの、見えますかー)
こちら住人のおひとり、フトオケブカミジンコさん。背中に子が。
バキラリアやらナベカムリやら、色々くっつけてる〜(ワムシさんも)
こちらも住人の皆さん。
珪藻にユレモ、緑色のはヒビミドロの仲間?
バキラリア(クサリケイソウ)がバッキバキに伸び縮みしてます。
今年は、去年見たような大きなソライロラッパムシStentor coeruleusをまだ見ていません。
数も少ないような気がします。
こちらは池サンプルより、デトリタスに埋まったままもぞもぞしている小さなソライロさん。
体表面にピントを合わせると、明瞭な縞模様が見えます。
クリプトモナスCryptomonasがクルクルしているだけの動画。
(射出体がよく見えてますね)
タマミジンコさん容器を覗いたら、糸状藻が絡んで前に進めなくなっている子持ちタマちゃんがいたので、藻を切ったついでに観察させてもらうことに。
美しいですね〜。子どもはだいぶ大きくなっていて、体や目を動かしています。
しばらく見ていたら、なっなんと出産(産仔)が始まりました!
(↓その瞬間よそ見していてピントが外れてます。画面見てあわわわーってなりました)
出てきた子どもたちはなんだかペンギンのようで、可愛いのなんの。
4匹のうち3匹はするっと出てきたのですが、1匹がなかなか出てきません。
片手をあげたまま育房に押し戻されるもがんばって、7分ほど遅れて生まれてきました!
…と気がつくと、今度はお母さんが脱皮してる〜〜!
今まで知りませんでしたが、タマミジンコは脱皮直前に産仔を行う*のですね。
子「うまれたよ!わーいわーい!」
母「みんな良かった!お母さんも脱皮して生まれたよ!わーいわーい!」
*参考:
タマミジンコ(Moina macrocopa Straus)の卵巣における夏卵の発達および育房中での胚発生について
美しい放散虫たち(2巡目)16-18