タマミジンコの出産+脱皮

タマミジンコさん容器を覗いたら、糸状藻が絡んで前に進めなくなっている子持ちタマちゃんがいたので、藻を切ったついでに観察させてもらうことに。

美しいですね〜。子どもはだいぶ大きくなっていて、体や目を動かしています。

しばらく見ていたら、なっなんと出産(産仔)が始まりました!
(↓その瞬間よそ見していてピントが外れてます。画面見てあわわわーってなりました)

出てきた子どもたちはなんだかペンギンのようで、可愛いのなんの。

4匹のうち3匹はするっと出てきたのですが、1匹がなかなか出てきません。
片手をあげたまま育房に押し戻されるもがんばって、7分ほど遅れて生まれてきました!

…と気がつくと、今度はお母さんが脱皮してる〜〜!
今まで知りませんでしたが、タマミジンコは脱皮直前に産仔を行う*のですね。

子「うまれたよ!わーいわーい!」
母「みんな良かった!お母さんも脱皮して生まれたよ!わーいわーい!」

*参考:
タマミジンコ(Moina macrocopa Straus)の卵巣における夏卵の発達および育房中での胚発生について

カクネコワムシ

池サンプルを実体顕微鏡で観察中、ローリングしながら泳ぐ角張ったシルエットのワムシさんを発見。プレパラートに封じてみたらカクネコワムシPlatyias patulusでした。

2枚目の写真では咀嚼器(trophi)らしきものがよく見えてますね。

Platyias patulus 1
Platyias patulus 2

*ワムシの咀嚼器については以下に分かりやすい図があります。
ワムシの歯?再び(平安二丁目の窓から)

こちらはカバーガラス無しで、自由に泳いでもらった様子。
ほぼ同じ場所にとどまっている時も、ゆっくりローリングしています。

卵持ちの個体もいました。
(後半、咀嚼器の動きがよく見えます)

小容器でミジンコさん飼育

このところ、小さなアクリル容器でミジンコさん飼育を試し中。水量15ml。
(容器の注意書きには液体不可とありますが、持ち運ばないので…はい。実にいい感じです。極小アクリル水槽です)

動画は、投入から1ヶ月ほど経ったオナガミジンコさん容器。
オナガさんは肉眼鑑賞にすごく向いている気がします♪

ホームボタン陥没のiPod touchで撮影 笑

*容器が小さいので、ハイポネックスやクロレラ溶液の投入に5µLの定量小型ピペットを使ってみたら便利でした〜。いちいちマイクロピペットの容量を設定し直すのは面倒くさいですからね。
テストチップが2個付いているので、ミジンコさんのお世話だけならこれで当分事足ります。
元々の製品ページ(Junior Pipette | Accumax)を見ると広範なチップが付くように作られてるようだし、替えチップは純正じゃなくても大丈夫そう。

ディスティグマのユーグレナ運動

遊泳中のディスティグマを発見。Distigma proteusでしょうか。ピントを合わせていたらユーグレナ運動を始めました。

3分後には鞭毛を激しく震わせるようになり、その後2分ほどで鞭毛を自切。トータルで10分ほどユーグレナ運動が続きました。

原生動物学雑誌に掲載の論文『ユーグレナ運動(洲崎敏伸)』によれば

「(運動を引き起こす刺激が強い場合)…ユーグレナ運動がひきおこされるばかりでなく、鞭毛が自切されることもある。このような場合には、泳げなくなった細胞は水の底に沈むことによって有害な環境から脱出するのであろう」

との事。この動画のディスティグマも、観察時の刺激によりそのような反応を示したのでしょう。

長いシヌラ

シヌラSynuraの群体は丸いという印象があったんですが。これはずいぶん長いですね〜。
調べてみると、こういう長い群体をつくる種類もいるようです(Synura spinosaなど)。

見つけた時は全長一体になって泳いでいましたが、だんだん捻れる感じになり、やがて数個ずつの群体に別れました。

しかし当たり前ですが、それぞれの細胞はマルロモナスに良く似てますね。

参考:
シヌラ属の1種 Synura sp.
シヌラ属 Synura(原生生物情報サーバ)
Synura spinosa Korshikov 1929 (plingfactory.de)
Synurales (Penard Labs)

オナガさんの突起(と美しい瞳)

サンプル採取に行けていないので、しつこく家のオナガさんに相手をしてもらいます。

ニッポンオナガミジンコは第2触角基部の突起に縦の芯があるように見えると教えていただいた(『日本産ミジンコ図鑑』の図もそのようになっている)ので、激寄りしてみました。

おお、なんと美しく大きな瞳。
そして…突起にありますね〜縦の芯!
(見せてくれてありがとう)

動画から切り出した静止画。矢印の先にあるのが問題の突起。

第2触角基部の突起

ということで、この子はニッポンオナガミジンコで間違いなさそうです。

ニッポンオナガミジンコ全身

キラキラ☆オナガミジンコ

実体顕微鏡で見るオナガミジンコさんは、いつも体のどこかがキラキラしてます。とにかく美しいミジンコです。
しかし細身で臆病ですばしっこいので、撮影は難儀します…

いつも、ワキの下のあたりに点滅ライトがついてるみたいにチカチカして見えるんですよね〜(動画前半)。
また、透明度が高いので、逆光気味で見るとガラス細工のよう(後半)。

こちら↓は土の上でリラックス中のオナガさん(運良く!寄り寄りできました)。
透明な体なのでやや見えづらいですが、左側が頭です。
第2触覚の付け根の下辺りで、左右の筋が交互に動いています。これが、あのキラキラを生み出しているのですね!
興味深いです〜。

最初に飼育を始めた個体は子を残さず亡くなってしまいましたが、その後採ってきたサンプルに10匹近いオナガさんが入っていました。毎日クロレラを与えて、殖やすことができました。
(実体顕微鏡Zeiss Stemi 305で撮影)