表面張力トラップ!

ありゃ(^^;)
気づいたら、とあるサンプルのミジンコたちが多数、表面張力トラップに捕まってました…
こうなると、自力では潜れません。
酸欠のため赤くなっている個体も(^^;)

プラ容器の蓋をして軽〜く揺すり、元に戻しました〜 ふう。
(手持ちコリメート法撮影のため、ブレブレですみません)

最強生物?クマムシさん

あ、あなたはー!もしやあの有名な最強生物クマムシさん!
初めて見ましたー!

…でも「クマムシトリビア総集編」によれば、池に住むクマムシには乾燥耐性が無く、環境の変化に弱いそうで、最強からは程遠いらしいです(^^;)

動画の最後の部分は、デトリタスに頭を突っ込みまくる様子を暗視野で撮影。

ヒトツメマルミジンコ

少し前の池サンプルから、ヒトツメマルミジンコMonospilus disparを発見。
このミジンコはちょっと変わっていて、古い脱皮殼が脱落せず背中から同心円状に残ります(動画冒頭で殻表面に年輪のような段差が見えます)。
また、複眼がなく単眼が発達しています。

ちょっとアリクイっぽい顔だな〜と思うのは私だけ?

あらまあゴニウムさん!

10月末に採取した池サンプル(しばらく放置していた)を久々に覗いてびっくり。
ゴニウムがたくさん…(え、いたんだ…知らなかったよー)。
なんと、いくつかの群体が娘群体をつくっていました。

娘群体1 娘群体2
娘群体3 娘群体4

その後、径30μm前後〜の小さな群体がたくさん泳ぎだし、あっちもこっちもゴニウム状態に。
プレパラートに厚めに水をマウントしたら、はみ出た部分にゴニウムが大集合してしまった 笑。

小さなゴニウムをよーく観察してみると、いくつかの群体では外側の細胞の先に丸い輪っか?のついた紐のようなものがついており、しばらく見ていると、なぜかプチっと切り離されるのでありました。
これ、なんでしょうね?
娘群体形成の時に使われたもの、とか?

↓順に赤い矢印が出ますので、その先の細胞に注目してご覧ください

以下のPDFによると「クラミドモナスは刺激によって自分で鞭毛を切り離すことがあり、1時間ほどで再生する」そうなので、これらのゴニウムでもそのようなことが起きていて、また普通に2本の鞭毛が生えてくるのかもしれません。
鞭毛・繊毛の運動・構築機構の研究 - 県立広島大学