放散虫の美しい形を撮ってみた 13-15
放散虫の美しい形を撮ってみた 13-15
顔に3つのツリガネムシが付いたオカメミジンコさん。
びっしり付いてるのも嫌だろうけど、このくらいのも鬱陶しそうな気が。そうでもないのかな?
ツリガネムシだけじゃなく、オカメさんの複眼を動かしている筋肉もよーく見えているので、ご注目あれ〜
ちなみにこれは上を向いた横顔。
右の大きな黒丸が複眼、左の裂けたような黒が単眼、その上のとんがりが吻です。
(オカメさんの単眼は丸くなくて、形の変化が大きいです)
ディプロフリスDiplophrys。
見るたびに、SFっぽい姿だわ〜と思ってしまいます。
細胞内の大きな油滴が目立ちます。両脇から糸状仮足が出ていますが、Twitter上の再生ではちょっと見えにくいかも。
このひとは分類上どういう位置にあるかと言いますと、今のところ「不等毛類以外のストラメノパイル」に入っています。「菌類のように吸収栄養で生きている、アメーバに近い生物」という感じのようですね。
時に集団も作るそうで、私も4つのディプロフリスらしきものがまとまっているのを見たことがありますが、以下のページにある群体の写真は凄いです。
Diplophrys archeri Barker, 1868
カバーグラスからはみ出た水(つまりお外…)を縦横無尽に泳ぎ回る、ケンミジンコのノープリウス幼生くん 笑。
たまに見かけるのですが、正体がわかりません。
(自分の中では暫定的にポップコーンと呼んでおります 笑)
ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひお教えくださいませm(__)m
(動画9秒〜は、冒頭とは別の個体です)
【20.01.11追記:どうも渦鞭毛藻の仲間のような感じですね〜】
多分、オビケイソウFragilariaの仲間。
よく見かけるけど、ただ単純に綺麗。私にはジュエリーにしか見えん。
【余談】
たまたま発見。これはいい、とっても分かりやすい。
私ぐらいのレベルにはありがたい、たいへん参考になるページ。
顕微鏡という光学システム - やしお
こちらも同感。
「顕微鏡という装置」みたいな新書ほしい - やしお
ヨツメモ?でできた小さな島を歩き回る、アスピディスカAspidisca。
普段見かけるのは背中にデコボコの隆起線のあるタイプがほとんどなんですが、
このひとはすべっとしていて丸っこくて、水まんじゅうみたいです。
ネズミワムシのなかま。
コマ送りで見ると2本の足の長さが同じっぽいので、フタオワムシかも。
ウィンナーみたいなシルエットで可愛い。透き通った綺麗なボディです。
しかし良く動き回るので、全然追いかけきれてませんね(^^;)
放散虫の美しい形を撮ってみた 10-12
じっとしているクリプトモナスがいたので、クローズアーップ。
右上で収縮胞が動いています。
真ん中のくぼみの周りのつぶつぶは、射出体(トリコシスト)ってやつですかね。
これ、刺激で糸が出たりするらしいんですが、どういう時使うんだろう…