【蔵出し】9/27撮影。
オケワムシ(ネコワムシ)の仲間、カドマルネコワムシPlatyias quadricornis。
【蔵出し】9/27撮影。
オケワムシ(ネコワムシ)の仲間、カドマルネコワムシPlatyias quadricornis。
サヤミドロにユレモが蛇のごとく絡みつき、そこへクサリケイソウが殴り込みをかけるというカオス…
ユレモはよく見かける青緑のやつとちょっと違いますね。
しばらくサンプルも採りに行けてないし、寒くなってネタが尽きてきたので、ひと月ほど前に撮って忘れてた短いやつを。
初めて見た時は「なんじゃこりゃ?」と思ったのですが、恐らくウルセオルス(Urceolus)。
口から鞭毛が出てるのが冒頭でちょろっと見えます。
urceolusはラテン語で「小さな水差し」という意味らしいです。まんまですね(^^)
しかし、ミドリムシの仲間もなんというか多彩すぎる…
たぶん、クリプトモナス(Cryptomonas)。クリプト植物の仲間。
単細胞遊泳性の藻類というのが、なんか不思議な感じです。
花を描くような軌跡で動いてますね。
子どもを背負ったシカクミジンコさんたち。
さかんに珪藻をしごき取るような仕草で、お食事中。
(食べ物は胸脚の毛で濾し取られ、口まで運ばれるのだそうです)
ソコミジンコの仲間と思いますが、妙に歩き方(?)がピコピコと可愛いんですよねー。
最後は「つかれたー!にもつじゃまー!(はぁ)」って感じなんでしょうか。
ひとやすみ中のワムシさん。
zzz...って文字入れしたくなる…
ツヅミモ(Cosmarium)。
同一個体を、ピントをずらして撮影したもの。
こ〜れ〜は〜 もしかしてディプロフリス(Diplophrys)?
こちら動画。
途中ちょっと明るさが変化します〜m(__)m
フタヅノクンショウモみっけ〜〜
今まで、断片がデトリタスに埋まったようなのしか見たことがなかったので、ちゃんと勲章っぽいのに出会えてうれしい(^^)/
フセツボカムリに緑藻がついているんですけど、なんだか星の王子さまの星みたいですね。
MWSのプレパラートより、キンベラ(Cymbella)君。
私にはクチビルというより、つばの広い帽子をかぶったイタズラっ子の顔に見えます(^^)
比較的大型のケンミジンコ。
写真にはちょっとしか写っていませんが、茶色の縞があり美しいです。
襟鞭毛虫の仲間。『プランクトンハンドブック 淡水編』のディプロシガDiplosiga属の写真に形がよく似ています(柄はもっと長いですが)。(↓追記参照)
先の立襟状(実は微細な毛)の部分で細菌を濾し取って食べるそうです。確かにその辺りに色々くっついてるように見えますね。
【追記】ディプロシガは壺(殻)と細胞が密着しているそうです。これは離れているので、どうもカラエリヒゲムシSalpingoeca属の可能性が高そうです。
ヒドロセラにツリガネムシがついていたので、おお珍しい眺め〜と撮り始めたところに、いきなりハルテリアが乱入。
あわわ、誰を撮れば?となったところでツーショットに 笑
一瞬、繊毛虫のご臨終シーン(体液が出てしまう)かと思ったら、そういう動きのアメーバでした。
調べてみたら、バールカンピアVahlkampfiaらしい。
ウロイド(後端部)の形状はギザギザしてます(『淡水微生物図鑑』に記されている「長い糸状のウロイド」とはちょっと違いますね)。
(最後のところ「えっコレプス捕食すんの」と思ってしまいましたが、そういう訳ではなかったようです 笑)
ドック入りした大型船の側を多数の小型船が行き交う…といった風情の、美しい眺め。
珪藻の内部を動いているのは油滴でしょうか。
(右下ロゴの上にコスルニアが友情出演)
この太陽虫みたいなの、あっちこっちから生えてるんですけど。どなた??
(1枚目と2枚目は同じ被写体でピント位置を変えたもの)
ばかっ!私のバカっ!
…どうもこのひと(ツリガネムシ)は不器用というか、難儀な生を送っているように見えてなりません。なぜこんなことに。
(私がプレパラートに封じたのも一因かもしれませんが)
表面に瘤状構造が見えるので、シュードボルチセラPseudovorticellaのようです。
整然と並んだこれ。
シアノバクテリアの仲間、クロオコックス目のメリスモペディア属Merismopediaと思われます。
ユレモなんかもそうですが、系統的に細菌に近い仲間(原核生物)だそうで、普通の藻類(真核生物)とは違うんですね。
(ミクロの世界は、動物vs植物みたいな図式では捉え難いところが、実に面白いですね〜)
余談。先日、野暮用で東京へ行ってきました。駅の階段と人波はヘルニア持ちにはちょっとした恐怖でした…。あ、すみだ水族館でチンアナゴ見たのは楽しかった(^^)でもやっぱり家で検鏡している時間が一番落ち着きます〜〜。
これも、殻を持つツリガネムシの仲間。
ピクシコラ(ピキシコラ)Pyxicolaだと思います。
口の横に丸い弁を持っていて、引っ込んだ時に蓋になります。
写真は順に、平常運転時/引っ込んだ!/出てくるところ。
一度引っ込んだところを見ないと、構造がわかりにくいですよね〜。ということで動画もどうぞ〜
こちらは、殻を持つツリガネムシの仲間。
蓋は無いので、コスルニアとかかな?
ちょっと分かりにくいですが、殻は4つ写ってます。ちょっとした集合住宅ですね。
一番上の殻には2細胞が入っています。
口の周りに繊毛列、側面に長く直線的な棘毛が見えますので、ハルテリアだと思います。
これもメチャ速で、追いかけるのは至難の技ですが、ちょうど周りが囲まれた場所にいたので、なんとか撮れました。
6週間ぐらい前の池サンプルを久々に見たら、なぜかミカヅキモ(クロステリウム)が増えたような感じ。
池サンプルより。トガリツボカムリのようです。
殻を持つアメーバの仲間です。殻を覆っているのは砂粒でしょうか。
結構長い仮足が出ているのが見えます。
こちらは、近くにいた別個体の動画。
ここにはよほど美味しいものがあるようで、3匹のペラネマが集えば、スティロニキア?も周りをうろうろ。
(以前、枯葉溜めに強力わかもとを入れたら面白いことになったので、今度はビオフェルミンを入れてみました)
しょっぱなから珪藻弾を食らうも、頑張るユープロテス。
以前は、カメムシ感とか書いてすみませんでした。謹んで訂正します。
「ユープロテスって、ゴキ感あるなあ〜」笑笑 いやマジで
(ま、ゴキと言うには綺麗だよね。でもお尻の棘毛をオラオラぶん回してるあたりがガラ悪くて笑える)
何故かカバーグラスの端ギリギリの場所で、
ポケットに手を突っ込んで、黙って外を見ていた、
オナガワムシ。
渋いわ〜
(2行目「ポケット…」は私の勝手な脚色です そうとしか見えなくて〜 m(__)m)
画質が今ひとつですが、実体顕微鏡で覗いたタマちゃん飼育容器の中。
立体的に見られるので、生物顕微鏡とは違った楽しさがあります。
(一緒に泳いでる小さな白いのはワムシ類)
リボン状の葉緑体の螺旋が美しい、アオミドロ。
よーく見ると、表面にバッテンがたくさん。これは、何か別の緑藻なのかしらん。
これは、コバンケイソウの分裂中?
(ゆ〜っくり動いていました)
(ピーマンじゃないよ)
ユーグリファ(ウロコカムリ)特集〜〜(多分)
こちらはディセマトストマ(Disematostoma)、ゾウリムシのお仲間。
かなりの食いしん坊です。
以前、お腹に自分より長いキンベラが入っているのに同じようなキンベラを食べようとして飲み込めず、吐き出した個体を見かけましたが、此奴も似たようなことをやっています。
珪藻と珪藻で、まるで十字架はりつけ状態。
(君らは「見積もる」ということをしないのかね…)
油浸1000倍で見ようと思ったものがあったんですが、逃げられて見ることができず。
癪なので、そこにいたユレモに大接近〜〜
いつも揺れてるから揺藻なんだそうですが、本当いっつもじわ〜〜〜っと動いているんですよね。
*光路上のスポット汚れ、すみませぬ〜m(__)m
ストロビリディウムとストロンビディウムって似ているんですが、これは裂けた口も見えないし、恐らくストロビリディウム(Strobilidium)かなーと。
少しの間動きが緩やかになったので、撮ることができました。
ぴょこぴょこ跳ねるような仕草を見せて、なんだか可愛い。
ちなみに、リンク先にストロビリディウムとストロンビディウムの違いについて言及があります。
https://heiannityoumevet.blog.so-net.ne.jp/2016-09-20
それにしても、模様を散らしたガラス玉のようで綺麗ですねぇ(*^^*)
ソライロラッパムシ(Stentor coeruleus)が遊泳しながらデトリタスに口を押し付け、ガルルル!という感じで食事をしているところ。
かな〜り迫力あります。
さて、和室の襖絵といたしまして、このような山水画はいかがでしょうか。
詩客微塵子筆「水遊図」
(というのはもちろん冗談で、画像整理中に出てきた蔵出し画像。枯葉溜めのシカクミジンコ写真の彩度を落としたもの)
高知大の池サンプルより。
ロリカ(殻)を持つタイプのラッパムシさん。
びっくりすると、すぐロリカに引っ込んでしまいます。
ミクロワールドサービスより購入の珪藻プレパラートPSG-01を、暗視野にて。
S字型のプレウロシグマが素敵!
YS100LEDでの撮影です(遮光板は自作、中央の黒丸の大きさは2cmちょうど)。
暗視野では干渉色が出て、とても綺麗。まるで天体望遠鏡で銀河を見ているようです。
http://micro.sakura.ne.jp/mws/
こっこれ!
ずらーーっと壺が並んでます。
もしかして、カラエリヒゲムシの仲間でしょうか?
レンバディオン。ゾウリムシの仲間だそうです。
よーく見るとお尻にチョロ毛あり。
どーゆーわけか、この形を見ると、美味しそうだなーと思ってしまう(私だけ?)
池より、ソライロラッパムシ(Stentor coeruleus)。
9月に観察したものは大きさが1mmほどありましたが、これは0.5mmにも満たない小さな個体。
YS100LEDの対物60xで撮影。
池にいた、イカダモ、ミドリゾウリムシ、タルガタゾウリムシ。
ヒドロセラ(Hydrosera)。
和名は、カサネサンカクヅツケイソウ(長い)
オリンパスのCX23、これまでに触った同価格帯の生物顕微鏡(と言っても3機種だけですが)の中では、イチ推しです。
(100x対物無しの最小セットだと定価で12万円台。実際はもう少し安く買えるはず)
像はカチッと明晰な印象で、解像感がありとても良いです。
(画像は高知大の池よりロクソフィルム)
「子持ちの宇宙飛行士ケブカさん。背後を通過していくのはUFOでしょうか」みたいなカンジ。
(ケブカさんは土に潜っているのが好きなので、いつも体に色々付いているのです)
このオカメミジンコ、尾爪になにかついています。
もしかすると、Gymnodinioidesとか、リンク先のVampyrophryaのように、外部寄生するタイプの繊毛虫かもしれません。
カイアシ類に寄生する繊毛虫
先日のツリガネムシまみれのケンミジンコが出た田土から、昨日観察できた個体。卵持ちだから雌ですね。
ここから出るケンミジンコは、雄か?と思うぐらい、みんな触角が短いです。やっぱりツリガネムシが付いています。
今日また高知大の池から、タレびんでぷちゅーっと水をもらって来たんですが、その中にいました。
横顔からして、オカメミジンコかな〜?
タマミジンコが順調に殖えてきました。
子だくさんのお母さんタマちゃんを、簡易暗視野にて。
背中の子ども達も動いていますね〜(^^)
さらに同じ田土から現れたこちら、ケブカミジンコでしょうか。
初めて見るミジンコが色々いてうれしい(^^)