放散虫の美しい形を撮ってみた 25-27
放散虫の美しい形を撮ってみた 25-27
細胞分裂進行中のゴニウムさんを発見。
恐らく、キロドントプシスChilodontopsisではないかと思います。
このひとたちも、管状の口部=梁器(簗器とも書く)を持っています。
その梁器を前に突き出すようにして、美味しいものを探しているもよう。
もしかしてこの丸いやつは、吸管虫の仲間かな?
他の繊毛虫を引き寄せて、栄養分を吸っているように見えます。
捕まった方は、生きてるけど動けなくなっているようでした。
【追記】
吸管虫も繊毛虫なのですが、触手を伸ばして他の繊毛虫を捕食します。
上のものは原生生物情報サーバのスファエロフリアの写真によく似ています。
トゲワムシ属Notholcaの1種のもよう。
以前アップしたシリキレシマワムシに似ているのですが、ちょっと寸詰まり。
このひとはどういうわけか、前進はせずひたすらバックか回転…という動き方でした。
そういう種類なのか個体の問題なのかは不明。
とってもカラフルな繊毛虫を見つけました。
梁器(Cyrtos)と呼ばれる管状の口部構造がよく見えています。
恐らくナスラNassulaか、それに近い仲間ではないでしょうか?
最初に見た時は、「はあぁ?変なかたち。誰だきみ〜」という感じで。
(↓その時の姿)
…しばらく見ていて、だんだんくびれが出てきて、やっと「あ、分裂中なのか!」と分かりました。
(正体は分からず)
同じサンプルにたくさんいるミドリゾウリムシが、時々寄ってきます。
分裂完了までを、暗視野でどうぞ〜
で結局、同じサンプルで見かけるこのひと↓の分裂だったのでは?と思っているのですが、どうでしょうね〜。
尾部には、明瞭な棘毛は見当たりません。
体は柔らかく、割と変形します。
恐らくアンフィシエラ目の誰かではないかと思いますが、詳しくは分かりません。
出会い
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