先日採ってきたサンプルには、大型(20-40µm)の硫黄細菌アクロマチウムAchromatiumが多くいたのですが、そこに一緒にいた、この小さいひとたち。
体の内部の様子がよく似ているように思うのですが、アクロマチウムと関係あるのでしょうか?
もしや隠し子!?(んな訳ないっ)
「細菌・藍藻」の最近の記事
アクロマチウム・ザ・化学合成細菌
この生物っぽくない姿。何者かと思ったら、大型の細菌、アクロマチウムAchromatiumらしい。
なんとこれ、硫化物の酸化で生じる化学エネルギーから有機物を作っているという化学合成細菌。
細胞内に見えるのは炭酸カルシウムと硫黄の顆粒だそう。
やっぱし生物っぽくなかったーー
Fragments.
Fragments.
小さく透明な欠片たち。
1枚目は珪藻の一部だと思います。
2枚目は…メリスモペディアの鞘でしょうか?
Algae All Stars ★
珪藻・ミカヅキモ・ユレモほか藻類オールスターズによる、華麗なダンスをお楽しみください。
友情出演:コレプス
メリスモペディア 2
かなり大きなメリスモペディアMerismopediaの群体。
chaos(アメーバじゃないよ
サヤミドロにユレモが蛇のごとく絡みつき、そこへクサリケイソウが殴り込みをかけるというカオス…
ユレモはよく見かける青緑のやつとちょっと違いますね。
メリスモペディア
整然と並んだこれ。
シアノバクテリアの仲間、クロオコックス目のメリスモペディア属Merismopediaと思われます。
ユレモなんかもそうですが、系統的に細菌に近い仲間(原核生物)だそうで、普通の藻類(真核生物)とは違うんですね。
(ミクロの世界は、動物vs植物みたいな図式では捉え難いところが、実に面白いですね〜)
余談。先日、野暮用で東京へ行ってきました。駅の階段と人波はヘルニア持ちにはちょっとした恐怖でした…。あ、すみだ水族館でチンアナゴ見たのは楽しかった(^^)でもやっぱり家で検鏡している時間が一番落ち着きます〜〜。
ユレモ
油浸1000倍で見ようと思ったものがあったんですが、逃げられて見ることができず。
癪なので、そこにいたユレモに大接近〜〜
いつも揺れてるから揺藻なんだそうですが、本当いっつもじわ〜〜〜っと動いているんですよね。
*光路上のスポット汚れ、すみませぬ〜m(__)m